日本語教師のなり方や魅力

今注目を集めているさまざまな職業の中に「日本語教師」が存在します。日本語教師は主に母国語を日本語以外にする外国人に、日本語を教えることが仕事です。ここでは日本語教師の魅力、仕事内容、なり方を調査・紹介しております。

魅力

日本語教師は日本語を教えてわからせること。つまり「わからない」を「わかる!」に変えられます。教えるのが好きな人は自分が、教わるより教える立場の方を好む人も少なくありません。教える側の立場だと、何がわからないのか、教え方に問題があるのか、生徒の実力が足りないのか試行錯誤しなければなりません。試行錯誤したのちに、再度教えてわかってくれたときは非常にうれしくなります。また、教えている生徒が日本の社会や自国へ帰るときに「ありがとう」の言葉とともに手紙をもらえると日本語教師をやっていて良かったと思うでしょう。

日本語教師をしていると、世界中の生徒と触れ合います。日本となじみ深い国やそうでない国、聞いたこともない国の生徒に日本語の授業を教えることになります。これは世界では当たり前ですが、日本人以外の民族は政治に非常に熱心です。政治以外にも宗教、軍事、哲学を日本人よりも知っており、世界と日本の違いを非常に強く感じるでしょう。したがって、世界の政治状況にも精通していなくては、日本語教師としてやっていけません。授業の中にもそういった要素を織り込むことで生徒たちがより分かりやすい授業ができるでしょう。

仕事内容

日本語教師は授業の内容を考えることから仕事は始まっています。先ずは授業の全体像を大まかに作ります。それがきまったら、日本語教師が生徒にあった教育目的を作成します。教育目的がきまったら、生徒ごとに授業の事前準備をします。教材は、勤務している日本語学校により異なります。中には、日本語教師がオリジナルの授業を考えて作るケースもあるそうです。

その後、集団指導、個別指導をします。集団指導は生徒数が多いと10人生徒がいます。生徒に授業に全力集中してもらうために、授業の序盤では教室の雰囲気づくりをします。

個別指導では、生徒のレベルや理解度をチェックしながら、さらに細かい指導をします。

また、日本語教師の仕事は授業だけではありません。生徒がやってきた宿題のチェックやテストの採点もします。そうして生徒の理解度を授業以外でもチェックします。

なり方

日本語教師になるには、2017年以前は特別な要件は必要ありませんでした。2020年2月14日に文化庁が発表した日本語教師になる要件は以下の条件をクリアしなければなりません。

  • 大学院または大学で、日本語教育を専攻していた
  • 日本語教育の学位取得済み、さらに420時間以上の日本語教師養成講座を修了している
  • 日本語教育能力試験にパスしている

ちなみに、すでに日本語教師として活躍している人は、学位などをとる必要はありません。