赤ちゃんの肌に触れ、マッサージをするベビーマッサージ。その歴史や効果を学び、スキルを習得したと認定された方に対して民間の団体から発行されるのがベビーマッサージインストラクターの資格です。どのようなことを学び、どのようなところで活躍できるのか、まとめてみました。
赤ちゃんとママとのスキンシップの手段として知られるベビーマッサージ。
その効能を理解し、習得したスキルを用いて、教室を開くことができる資格としてベビーマッサージインストラクターがあります。
今回は、ベビーマッサージインストラクターとはどのような資格なのか、資格を取るにはどのような方法があるのか、詳しくご紹介します。
ベビーマッサージとは?
ベビーマッサージというと、耳にしたことがあるという方が多いと思いますが、ベビーマッサージとは、パパやママが赤ちゃんの肌に触れて、マッサージをするというもの。
「ママの手は魔法の手」とも言われますが、ママに優しく触れられることによって赤ちゃんが安心することはもちろん、触れられる刺激によって血行や筋肉の発達が促されるなど、さまざまな効果が期待できます。
一方、マッサージを行うママも、愛情ホルモンであるオキシトシンの分泌が促されることによって情緒が安定する効果を得られるなど、ママにも赤ちゃんにも良い効果を期待することができます。
優しく撫でるだけ、と、方法はとても簡単で、1か月検診を過ぎたころからいつでも行うことができるベビーマッサージ。
赤ちゃんとママの絆を深め、夜泣きや便秘・ぐずりを解消してくれる効果が期待できる方法として、オススメです。
ベビーマッサージインストラクターになるには?
赤ちゃんにもママにも、さまざまな効果が期待できるベビーマッサージ。
その歴史や効能を理解し、スキルを身に付けた上で、教室を開くことができる資格として、ベビーマッサージインストラクターがあります。
ベビーマッサージインストラクターは、民間の団体が認定する資格であり、一般社団法人乳幼児子育てサポート協会や日本アブソリュートヒーリング協会など、さまざまな団体が資格を発行しています。
それぞれの団体ごとに、学ぶ内容には違いがありますが、
ベビーマッサージの歴史
ベビーマッサージの効果
ベビーマッサージの主義
ベビーの肌
ベビーマッサージに用いるオイル
ベビーの月齢別の発達
教室の運営について
などの内容について学ぶことができるようになっています。
資格取得に係る費用は、団体によって違いがありますが、15万円から30万円程度かかるようです。
1日で資格を取得できるものから、資格取得までに数カ月かかるものまで、資格を発行している団体によって受講期間もさまざまなので、自分のペースに合わせて学べる講座を選ぶといいですよ。
通学して学ぶのが難しいという方には、通信で学べる講座も。
ムリなく学べる方法を探してみてくださいね。
ベビーマッサージインストラクターの活躍の場は?
ベビーマッサージインストラクターの資格を取得した後に多いのが、開業して自宅や児童館で教室を主催しているという方。
資格を取得後、チラシやホームページで宣伝後、すぐに生徒が集まるというわけにはいきませんが、児童館や公民館等で定期的にベビーマッサージ教室を開くことによって、リピーターや口コミで集客していくことができます。
資格を発行している団体によっては、資格取得後の開業をサポートしてくれる団体もあるので、資格取得後に開業したいと思っている方は、開業サポートを受けられる団体を選ぶといいですよ。
また、保育士や看護師など、既に何らかの資格を持っている方がベビーマッサージインストラクターの資格を取得することによって、ベビーマッサージのスキルを幼児教育や医療現場などで役立てることが可能となります。
パパやママなど、子育てに活かしたいという方はもちろん、子どもに関わる仕事をしているという方がスキルアップを図り、仕事の幅を広げることができる資格としてオススメです。