キャビンアテンダントは今も昔も花形の仕事
キャビンアテンダント(客室乗務員)は、航空機内で乗客が快適に過ごせるサービスを提供するお仕事です。
さまざまな乗客に対応するため、磨き上げられたマナーや立ち振る舞いが必要になり、ピシッとした制服姿も相まって華やかな印象を持たれている職業です。
求められる役割や注意点は多く簡単とは言えない仕事ですが、多くの就活生から憧れられています。
花形でありますが仕事内容は地味なものも多く、人命に関わる点もあるので華やかさばかりではありません。
真摯に仕事に向き合う必要のある職業です。
キャビンアテンダントの仕事内容
乗客のために、機内でさまざまなサービスを提供します。
機内アナウンスからはじまり、機内食やドリンクの提供、ゴミの回収、ブランケット・イヤホンの配布などさまざまです。
体が不自由な乗客がいれば、サポートを行ないます。
その他にも、保安管理としてシートベルトの着用や緊急時の対応、トラブル対応を引き受けるのが特徴です。
求められているのは、誰に対しても好感を持たれる接客スキルやマナー。
そして、海外の乗客との意思疎通が可能な語学力です。
特に国際線で働く場合は、必ず使う必要があると考えて良いでしょう。
キャビンアテンダントになるには
入社を希望する航空会社の入社試験を受ける必要があります。
国内の会社は、既卒と新卒で分けられますが、外資系は一括での採用試験が行われます。
給与面や待遇を見て、自分の考えに合う方を選ぶと良いでしょう。
応募資格は学歴面(専門学校・短大・4年制大学・大学院修了)での条件が多少あるだけですので、試験を受けるのは簡単な職業といえます。
4年制大学卒業以上を条件としている会社もありますが、選択肢は多いです。
試験内容は一般的な採用試験と変わらず、適性検査・筆記試験・グループディスカッション・面接が行われます。
しかし、簡単に受けられても簡単に合格できない仕事なのは間違いありません。
合格基準や対策も押さえておきましょう。
語学力
国内であればTOEIC600点以上が目安となります。
最低でも同程度の英語力がなければ、合格は難しいと考えて良いでしょう。
身体的な基準
緊急時に荷物や装備を取り出すために、アームリーチ(腕を伸ばした際の長さ)が必要となります。
また、視力も1.0以上(矯正器具あり)は必要です。
トラブル時のことを考え、50m以上泳げることを条件としている航空会社も存在します。