税金のプロ、税理士
税理士は個人や中小企業の税金のサポート業務をするのが仕事です。
私たちは納税の義務があります。
私たちが納める税金には所得税、法人税、相続税、消費税など様々なものがあり、これらの税金はきちんと納めることが必要です。
税金についての知識はとても複雑であり素人ではわからないこともたくさんあります。
そこで、税金についての不明点を教えてくれるのが税理士です。
税理士は独占業務であり、税理士にしかできない業務があります。
この独占業務があるために税理士は安定的な仕事であると言われているのです。
特に税理士が忙しくなるのが確定申告の季節である春先です。
自営業をしている人や年金受給者が税務署に申告をすることが必要なのですが、素人が作業をするとかなり大変で不備が出ることもあります。
そこで、専門知識を持っている税理士に依頼をして書類作成や申告を行ってもらい負担を軽減するのです。
これは業務を負担するだけでなく、税金を正しく納めることにも役立ちます。
税理士がいるおかげで税金がきちんと納められる大切な仕事でもあるのです。
また、最近では会計業務を行うために企業の経営サポートを行っている税理士もいます。
いろいろな企業と仕事をこなすことで、経営者とは違う目線で経営の知識を身につけているため税理士からの意見はとても参考になるものです。
そこで、最近では税理士が税務関係の仕事だけでなくコンサルティング業務をしていることもあります。
税理士になるには
税理士になる方法は一つではないです。
ただ、多くの人が取っている方法としては国税庁が行っている税理士試験に合格をすることです。
税理士試験は学歴や職歴などいくつかの条件がありますが、大学を卒業していれば受験ができます。
そのため大学卒業後に全く違う業種から転職するために税理士試験に挑戦をするという人も増えています。
大学や大学院で税務関係の勉強や会計学の勉強をしていると試験の受験科目が一部免除になるので、そういったものを利用している人も多いです。
税理士として働くためには試験に合格をしても実務経験が必要となるので、税理士の資格を取得するのは試験合格から2年かかります。
税理士の資格がなくても公認会計士や弁護士の資格を取得していれば税理士として働くことが可能です。
どちらも法律や会計の知識が必要な仕事であり税理士の仕事内容と似ているため、このような制度があるのです。
ただ弁護士や公認会計士の資格を取得したからといってすぐに税理士として働くことができるわけではありません。税理士会に税理士としての登録をしてから働く必要があります。
資格取得に向けて税理士事務所で働きながら学びたいという人は、未経験でも募集を行っている求人も多税理士の求人サイトを確認してみてください。
もちろん、税理士の資格取得者が優遇されますが、未取得者でも周りのバックアップは税理士を目指すにおいて強いバックアップになるため、ぜひ就職を検討してみてください。